医療用携帯ストラップについて
先日、ひどい風邪で病院に行ったときの話しですが、
病院関係者が、赤いストラップをかけて携帯電話らしきものを持っているのを目撃しました。
そのときは、気分も悪かったので深く考えていませんでしたが、
あとで、よくよく考えてみると何かおかしい!
病院内では携帯電話を普通、禁止しているのではないのでしょうか?
ますます、おかしな話ではありませんか?
病院関係者がつけていた赤いストラップは、
医療用携帯ストラップと呼ばれて、販売されています。
実際に医師や看護師が、
「医療用」と書かれた医療用携帯ストラップをつけた携帯電話を利用しています。
やはり、携帯電話の病院内での使用が認められているということでしょうか?
今日は、その真相に迫ってみましょう。
医療用携帯ストラップをつけて、使用している携帯電話はPHSです。
不要電波問題対策協議会というところが、
PHSは携帯電話に比べて、医療用電気機器への障害が軽微の為に
医療関係者側で管理することを条件にして、PHSの使用を認めているそうです。
そして、医療機関での使用を区別しやすいように、医療用携帯ストラップをつけているという訳です。
PHSの出力は、普通の携帯電話と比べて10分の1以下なので、
医療機器への影響は、ほとんど無いとの事ですが、
さすがに、医療関係者といえども、手術室やICU、CCUなどでは電源を切っているそうです。
医療用携帯ストラップをつけている医療関係者は別として、
一般の方は、PHSといっても病院内での使用は、医療機関の指示に従い遠慮しましょう。
医療用携帯ストラップは、医療関係者だけの特別な携帯電話アクセサリーなのです。